echo:

色々好きだけれど最近は専らジャニーズにお熱。

Snow Manのライブ配信を見て、Snow Manというアイドルユニットについて思ったこと

Snow Man ASIA TOUR 2D.2D. 

オーラス含む数回を見させてもらいました。

 

私は某俳優さんのオタクをしていますが、基本的にジャニーズ含むアイドルが好きです。妹もそうだったはずなのですが、気づいたらあべちゃんさんのオタクになっており、私が「この2人気になるわ〜」とうっかり言った数日後には自室に向井康二くんと岩本照くんのうちわが設置されていたり、 母が「すの〜まん?気になるわ〜」と言ったその日の夜からすのちゅーぶのあらゆる動画がリビングのテレビにキャストされ延々眺めたり、という毎日を過ごしています。

今回の配信ライブもやはりその妹がチケットを購入していたのでおこぼれにあずかりました。

先に言いますが、めっちゃ良かったです!配信なのに配信であることを感じさせない熱量、オーラスでは誰か倒れるのではと心配になるほどでしたが見終わったあとはなんだか爽快感があり、良い映画を見たあとのような気持ちになりました。

 

SnowManはそのライブパフォーマンスのクオリティの高さはさることながら、 ユニットそのものを応援したいと思わせる魅力がありした。

 

ユニットが持つストーリー性が強い。 そのストーリーっていうのが完璧な偶像としてのものではなく、 少し脆い、「私たちが応援しなくては!」と思わせる感じ。

そして、 ユニットのあり方が今の時代にとてもマッチしているんだなと思います。SnowManは常々二次元アイドルみたいな人たちだなあと思っ ていたのですが、その感想が確信になりました。 フィクションのような人たちなのに、ノンフィクション。 虚構性があるのに、実在する。華やかでかっこよくて美しいのに、 泥臭さも汗臭さも忘れていない。

 

以下もう少し掘り下げます。

 

ジャニーズのアイドルって、 アイドル界の中でもキラキラ感を強く打ち出すことをこれまでは求 められてきていたじゃないですか(そうなのかな?)。 アイドルは孤高で、かっこよくて、美しくて、キラキラしていて、 まさに偶像であると、 そういう名前の商品として売り出されてきていたと私は思っています。

 

それが、たとえばももクロや48系列のグループが「下積み」 の苦しい時代を隠さず公開するようになった。 その苦しさと今の輝きを対比させて、 これからも応援よろしくお願いします! と言わせることで目を離させないというか、 そういう戦略が取られてきた。 *1 

 

二次元アイドルもそれらがかなり顕著で、アイマスラブライブ*2 あんスタ等々… 人の「努力」を描いて、そこに共感だったり… いろいろな気持ちを起こさせるものが多いなあと思います。

 

ジャニーズはそういう泥臭さをエンタメ化してみせていくっていう ことをあまり良しとしてきていなかったのかなと私はずっと思っていて。 バラエティでコントをやったり過酷なロケをやったりしてお茶の間での親しみやすさを打ち出すことはあっても、 決して芸能人のラインは超えさせなかった。 ジャニーズブランドは手が届かない、 ある意味ハイブランドのような価値を男の子たちにつけていくこと を目指していたんだろうから。それもそれで私は好きです。 美しいものは良いものだ。

 

でも、前述したとおり「アイドルもただの人間」 であることを戦略的に用いるようになってきたグループやコンテン ツがが出現して、それが世の中に受けた。 アイドルとはそういうものだとする考えが大きくなってきた。 地下アイドルもどんどん生まれて、SNSが普及して、 SNSがあることが当たり前になって、アイドルに気軽に会える・ 人間と人間としての付き合いを求めるということが選択できるようになった。

 

少クラのオタクの壁(私はそう呼んでいる) がジャニオタとジャニーズのアイドルの関係性をよく表していて、 ジャニオタはアイドルに干渉することはできないし、 直接何かのやりとりをすることはできなかった。 観客席とステージは明確に分かれている、 客席降りだって振付の一つみたいに感じられていた。きっと、 ただの壁としてキラキラした部分をみていればそれでよかったんだ ろうけれど、 一度他のアイドルでアイドルとオタクの別の在り方を知ってしまっ たオタクたちは満足できなくなった。 徐々にジャニーズは勢いを落としていった。ハイタッチも、握手会もないの、普通に寂しいなって思っちゃう。

 

すでにとても大きな国民的グループと成長したユニットにそれらを 求めたら、あまりにとってつけたように感じる。 中堅がやると悪い意味で生々しい。 すでにデビューしている若手がやっても興味を持つのは既存のオタ クだけだろう。そこで「これからデビューするユニット」 に新しい、「泥臭い・人間らしい・でも当然かっこいい」 ジャニーズ像を託したんだろうなと、思います。つまり、 SnowManは、ジャニーズの変革の先鋒。

 

  今も昔もアイドルに求められている機能の1つとして人々に希望を 与えること、「元気を与えること」 なんじゃないかなあと思っているのですが、 昔はキラキラした美しいものをみせることでそれを達成しようとし た。今の人間的なアイドル像は、「 この人たちもこれだけ頑張っているんだから自分たちも頑張ろう! 」 と思わせることでその機能を達成しようとしているのだと思います 。  そこでSnowMan。結成までの経緯、下積みの長さ、 ユニットメンバーの増員、デビュー直後にメンバーの謹慎…私は「 外部」なので詳しいところに言及することは伏せますが、 そういう所を包み隠さず、 そういう未完結な物語を持つユニットとして売り出していくことで 人々は興味を持つし、 ここから先に彼らがどんな景色を描いていくのか見てみたくなるん じゃないでしょうか。 少なくとも今の私はめちゃくちゃSnowManのことが好きにな っています。


MCでもいろいろ知ったうえで好きでいてくれてありがとう的なこ とを言っていたメンバーがいたと思うんですが、そう、 そこなんですよ。隠さない。 いろいろあることなんて少し前だったらそうそう言わなかったと思 うんです。 *3 アイドルも人間であることがとっくの昔にバレてしまっているんだ から、いろいろあるってことが当たり前で。その当たり前を、 メンバーもファンの双方がきちんと共有していて、その上で「 アイドル」としてのキラキラを届けてくれる⇔ そのキラキラも受け止めるっていう図が素敵だなあと思います。

素晴らしいデビューライブでした。 完成されたパフォーマンスなのに、きちんと続きがある。 続きを期待させてくれる。ここまで応援してきたファンの皆様も、 もちろん頑張ってきたメンバーも本当に素敵です。これからも、 月並なことばで恐縮ですが頑張ってください。

 


そして最後になりましたが、 向井康二くんのカメラが一刻も早くも見つかりますように。 あのサイズのカメラ置き忘れるなんてこと早々ないし置き引きかな んかじゃないかなあとも思いますがとにかく無事でありますように …。

 

総括f:id:tasotoro:20201026094344j:image

そういうこと☆(速水ヒロ)

 

それでは!

 

何かありましたらこちらまで。

 

marshmallow-qa.com

*1:K-POPアイドルがウケているのもその人間性( アイドルも人間である、という意) をより生々しく映し出されていることが大きな要因だと思います。 ただのかっこいいで終わらない、付加価値。

*2: うたプリはDebutでその描写は多いけれどウーンどうだろう… けっこう前時代のジャニーズ的。

*3: サイレント退所だってよくあることだったのに、 今はけっこうきちんと退所していくのもすごい